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工法

エアーキャスター工法

重量物を空気圧で浮上させ、摩擦をなくし移動させる「エアーキャスター工法」です。本工法はコンクリート製品の下にキャスター板といわれる浮輪のような特殊マットを敷き、注入した空気を均一に排出し基礎からわずかに浮かせるため、小さな力(作業員2~3人程度)での移動ができ、クレーンの使用が困難な場所、屈曲部、S字部、クランク等におけるスムーズな据付および移動時の安全性への対応が可能となりました。(NETIS KT-010013-V) (ARIC登録番号1052)

1.環境に配慮
常時重機を使用せず、ごく僅かな空気を利用して移動させるため、ほこりや騒音・振動などの心配はありません。

2.確かな信頼
「エアーキャスタボックス工法研究会」の下、技術マニュアル、積算マニュアルを作成し、国、県、市、民間と幅広い施工実績を有すると共に、NETIS登録をしています。 2011年11月「設計比較対象技術」に選定されました。

3.広範囲な適用
空気圧を利用して浮上させる移動装置はコンパクトで、屈曲部、S字部、クランク部などフレキシブルな対応が可能になります。

4.省力化施工が可能
製品を浮上させるため、キャスター板と基礎面との摩擦抵抗力が3/1000程度となり、重量物でも人力で横移動が可能になります。(10tの製品が30kgの重さに変化)

5.安全な施工
製品移動時には空気圧調整装置での空気量調整をおこない、基礎面からの浮上標準高さを1cmとしているので転倒の心配が無く安全な施工が可能になります。

6.確かな施工精度
基礎形状で鉛直方向の精度が確保され、またキャスター板を横移動することで、水平方向の精度も高くなり、施工精度を高めることが可能になります。

7.重量物に対応した装置の選択
3規格のエアーキャスタキャスター装置をもとに、キャスター板の増設により移動製品の対応が可能になります。(最大移動重量実績:60t)

8.用途
下水道・共同溝・河川水路・防火水槽・貯留槽 等の函体で狭隘な場所・覆工桁下の道路横断・橋梁下の横断 等に対応できます。

●キャスターの性能表

形式 15UHD K21UHD K27UHD
容量(tf) 3.18 6.36 10.9
最大荷重時内圧(kgf/cm2 3.52 3.52 3.52
消費空気圧(m3/min) 0.84 1.26 1.62
揚程(mm) 22 32 38
サイズ(mm) 381×381 533×533 686×686
通常時厚さ(mm) 48 51 62
空気充填時厚さ(mm) 70 83 100
自重(kg) 10 12 25

※エアーキャスター1枚当り
※施工時は1組当り4枚使用する

●エアーキャスター装置


●エアーキャスターの作動原理


●空気注入前

空気注入前のエアーキャスターは支持バットによって支えられており、トーラスバッグには直接荷重がかからないよう保護されています。

●空気注入→充填

空気の注入を開始すると、トラースバッグが膨張し、基礎表面との間に形成された密閉空間に空気が充填されます。

●移動時

内圧が上昇し、上載荷重とバランスするようになると、トーラスバッグと基礎表面との間から空気が均一に漏れ出して荷重は空気膜の上に乗った状態となります。この際、摩擦は大幅に軽減され、重量物をわずかな力で移動することができます。

●エアーキャスターの選定

形式 4K15UHD 4K21UHD 4K27UHD
最大消費空気量
(m3/分)
3.36 5.04 7.68
揚力 許容値
(最大値×0.7)(tf)
8.9 17.8 30.5
函体重量 2t以下
2tを超え
~4t以下
4tを超え
~10t以下
10tを超え
~15t以下
15tを超え
~20t以下
20tを超え
~30t以下
内空幅 1,200mm 以下
1,200mm を越え~1,800mm 以下
1,800mm を越え~2,700mm 以下
2,700mm を越える

●施工条件


 

名称・寸法位置 4K15UHD 4K21UHD 4K27UHD
 b 製品外面より矢板内面までの距離 100mm以上
 h 製品天端より切梁下面までの距離 100mm以上
 B 矢板最小内幅 製品総幅+200mm以上
 W 製品最小内幅 800mm以上
 B’ 基礎の切込み幅 ※1 製品内幅により変更する
 t 基礎コンクリートの厚さ 標準基礎寸法に順ずる
 t’ 基礎の切込み深さ 65mm 75mm 85mm
  最大縦断勾配
※2
10%(ウインチの併用)

 

※1 製品内幅,1000mm未満:設けない
1000~2001mm:内空幅とする
2001~3500mm:W×0.8かつ2000mm以上
3501mm以上:W×0.6かつ2800mm以上
※2 移動物の長さ、総重量により変わるため検討が必要

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